【野菜よりはるかに農薬が多い動物性食品!】
野菜の農薬を気にして、無農薬の野菜を購入したり、
野菜の農薬を落とすなどの努力をしている方、その努力を無駄にしないようにして下さい。
農薬を散布する直接の対象は野菜や穀物なので、それらの農薬を避けるのはもちろん良いのですが、
まさか、お肉や卵、牛乳などの動物性食品に関してはあまり気にしていない、ということはないでしょうか?
実は、野菜や穀物より肉や魚、卵や乳製品のほうにずっと多くの農薬が含まれていることはご存知でしょうか?
真実は植物性食品より動物性食品の方が、ずっと多くの農薬を含んでいるのです!
世界的に有名なエコロジストのジョン・ロビンズ氏は、
「全ての有害な残留農薬の95〜99%は、肉・魚・乳製品・卵から体内に取り込まれている」
と語っています。
農薬は、植物⇒動物に取り込まれる過程で、濃縮されます。
彼の調査では、肉に含まれていた農薬の量は以下の通りだったそうです。
緑葉野菜の7.8倍
フルーツの10.4倍
豆類の10.8倍
穀物の35.1倍
根菜類の40.1倍
じゃがいもの93.7倍
日本でも同様の調査が行なわれています。魚に含まれる有害物質PCB(ポリ塩化ビフェニル)の量は以下の通りでした。
緑葉野菜や米の9.5倍
豆類の85.7倍
果物の200倍
イモや雑穀類の600倍
なぜ、動物性食品から農薬が検出されるのか?
それは、農薬付きの穀物や牧草を洗わずに、家畜にそのまま与えているからです。
家畜が摂取した農薬は、動物の筋肉組織や脂肪組織の中に蓄積されていきます。
その濃度は元々の飼料に付着していた残留農薬の、10倍から20倍にも達するのです。
動物の肉を食べる人々は、自分の体の脂肪組織や筋肉細胞の中に、その動物の体内に取り込まれていた、高濃度の農薬を蓄積することになります。
脂溶性の農薬は、生体濃縮されやすく、体外に排出されにくいのです。
皮脂腺などから体外排出されるには、通常2年かかるといわれています。
その排出ルートは、
胎児に10%
母乳に90%
です。
動物性食品を食べている母親の母乳で育てられている赤ちゃんは、人類の中で最も濃度の高い農薬を取り込むことになります。
ベジタリアンの女性の母乳の平均農薬汚染レベルと比べ、肉食の母親の母乳には50~100倍もの高濃度の農薬が含まれていたという調査結果があるのです。
出産がデトックスになるという話がありますが、なんとその毒素の排出先が、大切な子どもということになるのです。
アトピーの赤ちゃんは、お母さんからの農薬などの毒素を皮脂腺から排毒している状態ということになります。
ちなみに、母乳が汚染されているからといって、粉ミルクを与えるのはもっと良くありません。
ですので、妊娠前には2年前から植物食を中心にして、身体をキレイにしておくことがとても大切なのです。
そして、親よりも子に排毒されるということは、親よりも子、孫と世代を経るごとに毒素が濃縮していくことになります。
現代日本で、不妊や流産、奇形が増えているのはこれが大きな原因です。
自分の健康のため、さらに次の世代のためにも正しい知識を得て、毒素から身体を守っていきましょう。
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